アンダーヘアのケアは大切な身だしなみのひとつです。その必要性は、女性だけでなく男性の間でも注目されています。アンダーヘアの処理に踏み切るときは、どこまでを対象にするか考える必要があります。ただ単に処理するだけでなく、自分好みにデザインしてもいいでしょう。サロンやクリニックで施術を受けることも選択肢のひとつです。処理する方法を知っておくと、自分で行うときにも役立つかもしれません。アンダーヘアの処理については、パートナーの女性をはじめ女性の本音も知っておきたいところです。ここでは、メンズのアンダーヘアの処理についてまとめました。
アンダーヘアを処理するメリット
自分磨きをしたい男性の間で「メンズ脱毛」が注目されています。「VIO脱毛」(Vライン・Iライン・Oラインの脱毛)もそのひとつです。ヨーロッパなど海外では、アンダーヘアの処理は一般的です。そのため、海外生活を経験したスポーツ選手などを通じて、日本国内でもニーズが高まってきています。今後は、メンズのVIO脱毛がより身近になるのではないでしょうか。アンダーヘアを処理すると、さまざまなメリットがあります。まず、下着や水着からはみ出さなくなるので安心です。ムダ毛があると、デリケートゾーンが蒸れる原因にもつながります。陰部周辺の毛穴には汗腺(アポクリン腺)があります。そのため、発汗により臭いがきつくなる可能性も少なくないのです。しかし、アンダーヘアをきちんと処理することにより蒸れが軽減され、不快な臭いも少なくなるでしょう。アンダーへアを処理しておくと、肛門周りを清潔にできるという利点もあります。肛門周りに毛が生えていると、排便後の拭き取りに困る場合もあります。特に、普段からシャワートイレに頼っている人は、その設備がないトイレでは不便に感じることもあるでしょう。しかし、アンダーヘアをきれいにしておくと、そういった問題も解決できます。アンダーヘアが陰茎に引っ掛かりにくくなるメリットも挙げられます。日本人のアンダーヘアは濃くて長い傾向にあり、陰茎に引っ掛かると不快に感じることもあるでしょう。しかし、アンダーヘアの処理により、そういった心配が少なくなることもメリットのひとつです。さらに、女性ウケが良くなることも期待できます。アンダーヘアを見られる相手は限られていますから、交際中の相手に相談をして意見を取り入れるのもいいでしょう。
どこまで処理するべき?
メンズ脱毛の部位として「ヒゲ」はお馴染みです。特に剛毛な人にとって、日々の処理が軽減できるメリットは大きいといえます。また、すべてのヒゲをなくしてツルツルにするだけではありません。自分好みにデザインする方法などもあります。メンズのVIO脱毛も同じではないでしょうか。なかでも「Vライン」(ビキニライン)は、好みのデザインが可能な点でも注目されています。アンダーヘアを処理するときは、体験した人に聞くと参考にできます。ただし、男性の場合は女性に比べて体験者は少ない傾向があるようです。そのため、どこまで処理するべきか迷う人もいるでしょう。それ以前に、アンダーへアすべての除去が必要だと考えている人もいるかもしれません。しかし、そのような必要はないのです。アンダーヘアの処理方法は「ナチュラルに整える方法」と「きっちり整える方法」とに分けられます。前者は、他人に知られたくない場合におすすめの処理方法です。一方後者は、アンダーヘアの処理をアピールしたい人に向いているでしょう。なお、アンダーヘアにはVラインのほかに「Iライン」や「Oライン」があります。これらのラインは、処理をしても気付かれる可能性が少なくなります。人目が気になる人は、IラインやOラインに重点を置いてみるのもいいでしょう。アンダーヘアの処理方法にはいろいろな選択肢があります。あまり目立ちたくない人、むしろ目立ちたい人、考え方は人それぞれです。また、Vラインのオシャレを楽しんでもいいでしょう。その場合は、好みのデザインを選ぶことをおすすめします。
アンダーヘアの人気の形
ここでは、アンダーヘアを処理するための2つの方法「ナチュラルに整える方法」と「きっちり整える方法」について、具体的に紹介していきます。まずは「ナチュラルに整える方法」についてです。こちらの方法で処理すると、自然な形に仕上がりやすくなります。また、他人に気付かれにくいという点もあります。そのためには、Vラインとそれに接するムダ毛(へそ下、太もも)の状態なども関係してきます。ナチュラル感を出すためには、周りのムダ毛とのバランスが大事です。残す部位によっては女性から不評を買うかもしれません。その一方、周りのムダ毛をきれいにすることにより、清潔さが増すことも知っておきましょう。次は「きっちり整える方法」についてです。ナチュラルに近いデザインの「逆台形」があります。こちらの形は男性の間で人気が高いようです。スマートでシンプルなことや、すっきりして見えることも大きな特徴です。陰茎の横のムダ毛をどうするかも大切なポイントで、自然なほうが良いという人は残すといいでしょう。「V字」はワイルドでカッコイイ男性をイメージさせます。Vライン全体に広めに生えている人におすすめです。ただし、下着からはみ出ないように処理しましょう。また、陰茎周りを囲む「虹」には優しい印象があります。ワイルド感を出したくない人の間で好評です。さらに、縦のラインを強調する「長方形」や個性的な「ハート」なども注目されています。VIOのムダ毛を全部なくすのもひとつのスタイルです。こちらは「ハイジーナ脱毛」や「ハイジニーナスタイル」としてもお馴染みです。名前は、清潔・衛生的という意味を持つ「ハイジニーナ」が由来です。また、こちらのスタイルにした男性は「ハイジ男子」と呼ばれています。ハイジニーナスタイルにすると、陰部の蒸れ軽減に役立つほか、臭いを抑える効果も期待されます。ただ、銭湯や温泉などへ行くと目立つため、抵抗を感じる人も多いかもしれませんね。このように、アンダーヘアにはいろいろなデザイン方法があります。アンダーヘアの処理をするときは、これらの人気スタイルを参考にしてみてはいかがでしょうか。
自分で処理する方法
アンダーヘアには手を加えないで、自然のままにする方法もあります。また、そのほうが好きだという人もいるかもしれません。その一方で、適度に処理することにより数々のメリットがあることがわかりました。ただ、デリケートな部位だけに、どのような処理方法が良いのか迷う人もいるのではないでしょうか。ここでは、アンダーヘアを自分で処理する方法を紹介していきます。まず、アンダーヘアをカットする方法です。この方法では、ハサミを使って簡単にできるほか、お金がかからないというメリットもあります。ただし、残ったムダ毛は毛先が鋭くなり、またジョリジョリとした感じもあるため、パートナーの女性に敬遠されるかもしれません。それを防ぐためには、ヒートカッターの使用がおすすめです。ムダ毛に熱を与えることで毛先が丸くなります。1本ずつ処理するため時間はかかりますが、根気強く取り組みましょう。剃刀での剃毛もおすすめです。一度に広い範囲のムダ毛を処理できるため、時間短縮にも役立ちます。ただし、剃刀で肌を傷つけるリスクがあるので、事前に石鹸などを塗って肌を保護しましょう。石鹸などを使うときは、剃毛する部位に合うかどうか確かめることが大切です。毛抜きを使う処理方法もあります。こちらの方法で処理すると、しばらく生えてこないなどのメリットがあります。ただし、肌へのダメージが大きいため、肌トラブルは避けられません。肌が炎症を起こしたり黒ずんだりするほか、埋没毛の原因にもなります。毛抜きを使う場合には、体を温めて毛穴を広げてから行いましょう。脱毛クリームや除毛クリームを使うのもおすすめです。こちらは、剃毛と同様に広範囲の処理ができます。また、剃刀負けの心配がない、チクチク感がないなどでも注目されています。ブラジリアンワックスを使用して、ムダ毛を剥がす方法もおすすめです。この方法は、新しい毛が生えてくるまでの間隔が少し長くなります。アンダーヘアを処理するときは自分に合った方法を選ぶことが大事なポイントです。また、アンダーヘアを処理したときは、ローションなどで保湿することを忘れないようにしましょう。
女性は男性のアンダーヘアの処理をどう思う?
アンダーヘアを処理することで、蒸れや臭いが軽減できるなど、さまざまなメリットがあることがわかりました。陰部を清潔に保てる点でも注目されています。このような背景もあり、アンダーヘアの処理を意識する男性が増える傾向にあります。アンダーヘアを手入れすることで、女性からの好感度アップも期待されますが、女性がどう思っているのかは微妙なところです。男性のアンダーヘア処理に関する女性の考え方は人それぞれです。「好意的な人」と「そうでない人」とに大別されます。女性のなかには、自分よりもきれいにされると抵抗を感じる人もいるようです。そのため、女性のプライドを傷つけない配慮も必要といえます。自然体でいたほうがいいかもしれないとも考えられますが、一切お手入れをせずにそのままという状態は、清潔とはいえないでしょう。逆に、陰部のムダ毛をすべてなくした「ハイジ男子」を見て、女性が引いてしまう場合もあります。アンダーヘアの処理方法も大切なポイントです。処理の仕方が中途半端だと、ジョリジョリとした感じになります。そういった感触は自分だけでの問題ではなく、女性と親密な関係になったときに女性の肌にあたって痛いということも考えておきましょう。
日本では、メンズのアンダーヘア処理の普及はこれからです。アンダーヘアの処理を検討している男性は、メリットや注意点を踏まえあうえで自分に合った方法で無理なく行い、パートナーと相談するなど女性への配慮も心がけておきましょう。