コラム

脱毛で肌荒れしたときの対策法

脱毛後の肌荒れ

脱毛できれいになるのは良いですが、その後に肌トラブルになったらどうしたらいいでしょうか。

男性の場合も脱毛で肌が荒れてしまうことがあります。

女性が脱毛する場合も見られることで、男性に限ったことではありません。

脱毛しても肌が荒れない人もいますが、荒れてしまったときの対処法を知っておくことで悪化を防ぐことができます。

また、どういったタイプの肌荒れがあるのか知っておくと慌てずに済むでしょう。

施術後に肌荒れを起こしたときの適切な対処方法や、脱毛する前にあらかじめ気をつけておきたいことや注意点などをまとめてみました。

脱毛で荒れた肌の状態とは

男性が脱毛した場合に多くみられる肌荒れのひとつは、「毛嚢炎(もうのうえん)」というものです。

これはヒゲ脱毛をした後に出やすいもので、見た目はニキビによく似ています。

そのため脱毛したらニキビができたと感じる人は多いようですが、実際はニキビとは異なるものです。

毛嚢炎は白っぽいウミのようなものがある、プツンとした小さな湿疹のような感じに見えます。

白く見えるものはニキビの脂とは異なり、細菌によって炎症を起こしたウミであることが多いです。

ヒゲがきれいになくなることで隠れていた肌が露出するため、一時的に肌の抵抗力が弱まってしまうことが原因と考えられています。

脱毛により毛穴が塞がってしまうと、次に毛が生えてきたときに毛穴の中から新しい毛が出られず、中で炎症を起こしてしまうことも原因のひとつといわれています。

できてしまうと気になるかもしれませんが、潰したりせずに肌の清潔を保っておけば次第にできなくなっていくことがほとんどです。

しかし、いつまでも消えない場合や大きくなるような場合には、施術したサロンに相談してみましょう。

毛嚢炎は脱毛後数日程度で出る症状ですが、それとは違い、脱毛してすぐに皮膚が赤くなったり熱を持ったりする症状が出ることもあります。

たとえば、レーザーによる脱毛を行った場合には、施術後に肌が火照ってしまうことが時々見られます。

個人差はありますが、人によっては腫れているような状態になることもあるので慌ててしまうかもしれません。

ですが、レーザーを使っての脱毛は肌が火照りやすいので一定時間経過すれば落ち着くことがほとんどです。

脱毛の後に施術した部位が赤くなってきたり熱いと感じたりしたときには、脱毛による一時的な肌荒れと考えてできるだけ安静に過ごしましょう。

こすらずに冷やす

毛嚢炎ができてしまった場合は、とにかく傷つけないようにして清潔にすることが大事ですが、火照りが続く場合はまず冷やしましょう。

サロンでも施術後に炎症を抑える処置をしてくれる場合が多いですが、それでも気になる場合にはタオルを冷たい水で絞ったものでゆっくり冷やしておくことをおすすめします。

このときに気をつけたいのは肌をこすったりしないことです。

タオルでこすったり気になって手で強く触ってしまったりすると、治るまでに時間がかかってしまうことがあります。

肌表面が傷つきやすいデリケートな状態にもなっているので、そこに傷ができてしまうとさらに悪化させることになります。

レーザー脱毛後の肌の状態は、軽い日焼け後のような感じといえば分かりやすいかもしれません。

日焼けした後は肌が赤くなってしまうこともありますし、火照ってしまうことが多いものです。

できるだけクールダウンさせましょう。

熱が出たときに使う保冷剤などがあればそれを使うのも良い対処方法です。

保冷剤を使う場合は直接肌に触れないように柔らかいタオルなどで包んで使用します。間違っても温めてしまうことのないように注意しましょう。

また、季節にもよりますが、脱毛した後に日に当たるのもよくありません。

ただでさえ日焼けに近い状態ですから、そこに本物の日焼けをしたらさらに悪化させてしまうことも考えられます。

もちろん、施術前に日焼けするのもNGです。脱毛をする日の前後はできるだけ屋外での活動を控え、スポーツなどもしないほうがよいでしょう。

帰宅後は特に問題が出ないようであればあまり過剰に気にする必要はないですが、赤みや火照りが出てしまったときには落ち着くまで冷やしてゆっくりしているのが賢明です。

化粧水や保湿クリームで保湿

脱毛によって起こった肌の火照りが引いたあとも注意しなければいけないことがあります。

火照りが引いた後の肌は乾燥しやすくなるからです。

そしてこの状態を放置してしまうと肌荒れにつながることもあるので、適切な処置を心がけましょう。

一般的には化粧水や保湿クリームなどを使用します。

使用するものは特別なものでなくても大丈夫です。ヒゲ脱毛の場合はフェイス用のものを、胸毛などの場合はボディ用のものを使えば特に問題はないでしょう。使用方法も普段の使い方でOKです。

化粧水とクリームでどちらを使うか迷った場合には、肌の状態に合わせて使い分けるのもおすすめです。

軽く乾燥が気になる程度なら保湿化粧水だけでも十分な場合は多いですが、乾燥が強いようなら化粧水の後にさらにクリームを塗っておけば保湿力が増します。

サロンでも専用のものが購入できることが多いので、普段化粧水などを使っていない人やどんなものがいいか分からないときにはサロンで相談してみましょう。

保湿の際に気をつけたい点といえば、肌表面を傷つけないことです。

化粧水は両手のひらに取って軽く叩くようにつけます。用意できるならコットンを使用するのもいいでしょう。

コットンに化粧水を含ませて叩けば肌に優しく塗布できます。

デリケートな状態の肌をこするように塗ってしまうのはよくありません。

そこから傷になることがありますし、仮に傷ついているような場合は化粧水やクリームではない方がいい場合もあります。

使ってみてヒリヒリするようなときには使用を止め、サロンで肌荒れの状態を見てもらうことをおすすめします。

また、もともと肌が弱く敏感な人は脱毛自体を慎重に行う必要があります。

サロンでのカウンセリングのときに敏感肌であることを伝え、肌荒れ予防に使う保湿クリームなども敏感肌に合ったものを使うようにしましょう。

特にデリケートになっているときにはベビー用のローションなど低刺激のものがおすすめです。

湯船に浸かる、飲酒は厳禁

脱毛後に肌が火照っている状態のときは、とにかく体を温めてしまうような行動はNGと考えておきましょう。うっかりやってしまいがちなことで多いのは入浴です。

これは決して脱毛当日はお風呂に入ってはいけないということではありません。

暑い湯船に浸かってしまうことがNGなのです。

つまりシャワーならあまり気にしなくても良いということになります。もちろん、温度を上げすぎないように注意は必要です。

春や夏などの温かい季節には37度程度で十分でしょう。

できるだけ脱毛した部位へはシャワーをあまり当てずに軽めにするのがポイントです。

そして飲酒も控えましょう。飲酒によって体温が上がってしまうと、脱毛した部位の肌も温度が上がってしまいます。お酒の種類に関係なく体温を上げてしまうので注意しましょう。

また、香辛料などの刺激物の摂取も控えるのが賢明といえます。

体を温めてはいけないというのは一般的にいわれていることですが、実際に施術をしたサロンによっては他にも個別に注意されることがあります。

ここで書いていることとは異なる指示やアドバイスを受ける可能性は十分考えられるので、施術したサロンの指示に従いましょう。

脱毛後は、多くのサロンで注意してほしいことなどの説明があります。

聞いてもわからない場合や、自分の生活に当てはめてみて疑問があるときには質問しておくと帰宅後も対処しやすくなります。

施術後はサロン側でも実際の肌の状態を見て判断はしてくれますが、見た目では分かりにくいような違和感を感じたらすぐに相談しましょう。

痛みや痒みなど、本人にしか分からない感覚の問題などがあれば早めに話しておき、できるだけその場で処置してもらうか、必要に応じて自宅でもケアできるようにアドバイスを受けておくと安心です。

脱毛前と脱毛後のケアで予防を

脱毛で肌荒れなどのトラブルをできるだけ起こさないようにするには、脱毛前と脱毛後のケアが大事になります。

自分でできることはたくさんあるので、脱毛を考えるときには前もって気をつけておきましょう。

まず、脱毛前には日焼けをしないようにします。

肌が赤くなるほど日に当たってしまうのは絶対にやってはいけません。事情でやむを得ず屋外で過ごす場合には、日焼け止めを塗っておいたり肌が直接日差しに当たったりしないような服装を心がけましょう。

これは脱毛した後も同様です。

体調を万全に整えておくことも重要なケアのひとつです。

体調を崩さないよう注意し、脱毛する部位に湿疹やニキビができないように気をつけることも大切です。万が一できてしまったときには施術の際に報告して診てもらいましょう。

脱毛の前にはカウンセリングを行うのが一般的です。このときに施術の説明や体調についての確認などがあるのでチェックされることがほとんどですが、自分からも話しておくといいでしょう。

そして脱毛後は火照った肌をクールダウンさせることを優先します。体を温めないように注意し、安静を保つのが良い過ごし方です。

個人差はあるので、特に問題が見られない場合は過剰にする必要はありませんが、赤みや火照りが見られたら落ち着くまで冷やしておきましょう。

乾燥による肌荒れは保湿化粧水やクリームが効果的ですが、普段使っていない人は、脱毛前にあらかじめ購入しておくといざというときにすぐに使えます。

サロンにも置いてある場合は、施術したときに購入しておくと状態に合わせたケアができます。

肌質や体調は人それぞれです。

普段から肌が敏感な人はカウンセリングで肌の悩みを十分に伝えておき、自分のタイプに適した施術を選んでもらいましょう。

そして脱毛前と後のケアを十分にすることで肌荒れを回避することは可能です。

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